白鳥製薬のご紹介

創業 Foundation

1916年、千葉県習志野市の地で手広く精米業を営んでいた白鳥與惣左衛門は、取引先の製薬会社からの情報をヒントに日本で初めてお茶の葉からカフェインを抽出することに成功した。ここに白鳥製薬の100年が始まりました。

第一次世界大戦の影響でカフェインの輸入が滞っていた時代を背景にカフェインの需要は旺盛で家業の精米業から白鳥製薬所へ看板は掛け替えられることとなりました。
その後も與惣左衛門は製法に改良を加え矢継ぎ早に特許を取得し、事業の基礎を固めていきました。

【写真】白鳥與惣左衛門の肖像画

千葉工場の開設 Established Chiba Plant

  • 現在の主力工場である千葉工場の歴史は1968年に千葉市美浜区新港の食品コンビナート用地に土地を取得した時から始まります。翌1969年には天然カフェイン、合成カフェインなどの主力製品の製造工場を次々と開設し、2年間で敷地いっぱいに工場が立ち並ぶようになりました。
    その後もスクラップアンドビルドを重ね、2007年に米国向け原薬製造工場、2014年に精製設備の大規模な増強工事を行うなど最新設備の導入を積極的に行ってきました。

    医薬品原薬の製造に不可欠なのはハードだけではありません。国内および欧米等の海外の規制当局並びに顧客のニーズに適合し、FDA(米国食品医薬品局)からも適切な品質を有する製品を生産するためのGMP(医薬品の製造並びに品質管理に関する基準)体制が適正であると認められています。
    また、千葉工場は2003年にISO14001の認証を取得し、環境負荷軽減に継続的に取り組んでいます。

    【写真】開設当時の千葉工場

研究所(技術開発部)の開設 Established Research Institute

  • 1977年に白鳥製薬創業の地である千葉県習志野市津田沼に中央研究所として設立されました。設立当時のメンバーは所長と4名の研究員のみで、ごく小規模な体制でスタートしました。その後中央研究所は技術開発部、2016年にR&Dセンターと名称変更しました。実験棟の増床、事務棟の新設を行ない、最新の実験機器、分析機器の導入を進めて来ました。研究員も逐次増員され、現在は部長以下28名の体制となっています。
    常に最新の合成技術と分析技術を取り入れ、医薬品原薬、医薬品中間体、機能性有機化合物、健康食品類の開発を行っています。

    また、2014年には高活性医薬品原薬開発のため茜浜研究所を新しく建設し、開発された手法をスムーズにプラントスケールで実現するため、抗がん剤原薬に代表される高活性医薬品原薬への取組みを強化しました。
    さらに、最近では、創薬の世界にも挑戦をしています。人の生命を守るという壮大な目標に向かい、内外の大学や研究機関と連携し、チャレンジスピリットを胸に秘めた研究員たちの地道な研究が続きます。

    【写真上】研究所(R&Dセンター)増築前
    【写真下】津田沼事業所(R&Dセンター他)

これからの白鳥製薬 From Now On

2016年白鳥製薬は次なる100年に向けて第一歩を踏み出します。国の重要な施策であるジェネリック医薬品への迅速な対応、抗がん剤原薬に代表される高活性医薬品原薬への取組み強化、そして国内外の大学や研究機関などとの連携による創薬への挑戦と中小企業ならではの小回りの良さを発揮して行きます。

健康食品部門では、製薬会社ならではの高い品質保守体制のもと、白鳥製薬オリジナルの素材を活かした新しい時代にふさわしい商品の開発を進めて行きます。